「武田秀雄の世界 −オレは漫画家だ−」

Bunkamura Galleryでは、初となる武田秀雄(Hideo TAKEDA)の個展。
「オレは漫画家だ、芸術家なんかじゃない!」
大学院まで学んだ彫刻を捨てて、漫画に志しを立てた武田は、こう宣言し、今もその態度を貫いて作品を制作している。
彼は、1993年に大英博物館で個展を開いた世界初の漫画家であり、浮世絵以来の興奮をもたらした「線の達人」としても知られている。
『平家一門都落』や『壇の浦 源氏』では、生と死のドラマに遊びが導入されていたりと、武田の作品は感覚の中の大きなズレをあっけらかんとしたおかしさに変えてしまう。そして色彩豊かで独特の線を巧みに駆使し、鋭いギャグと大胆なエロティシズムを表現する。これまでも独自の手法で日本の伝統を引き継ぎ、新しい次元に分け入ってきた。そんな彼の世界に、興奮し、惹きつけられた人々は数知れない。
「絵のスタイルがないのが、私のスタイル」と、自分のスタイルに固守せず、自分の絵よりもアイデアを重要としてきた武田秀雄。その結果、これまでに彼は漫画集の原画の他に、写真やオブジェなど、手法にとらわれず、幅広い表現方法で作品を発表してきた。
それらの作品群には、立体を学んだ彼の特徴である3次元の構築が色濃く浮き出ている。
メインテーマを「機能美と、色々なテーマのおかしさについて挑戦していきたい」という武田秀雄。本展では、約70点の作品が一堂に集合する。
漫画を超越する漫画家、武田秀雄の衝撃と興奮を秘めた痛烈な世界をお楽しみいただきたい。

 

●会場:
Bunkamura 1Fメインロビーフロア
●会期: 2006年3月3日(金)〜3月12日(日)
  時間: 10:00〜19:30 開催期間中無休
  入場無料
 武田は終日在廊しております。


■お問合せー
:Bunkamura Gallery 
03-3477-9174
http://www.bunkamura.co.jp/


出展作品の一部を紹介します。

資料:Bunkamura Gallery